臨床と研究の狭間空間

整形外科医で某国立大学の大学院で研究をしています。大学院生という立場からのブログです。

仕事で辛いことってありますよね

皆さんこんばんは。Dr.Q太郎です。

仕事や勉強などをしていて「これが辛いなー」ということは幾らかあると思います。

医師という仕事で1番辛いのは睡眠時間の少なさ、休日の少なさでしょうか。

 

非医療者の方が知らないのは当然ですが、時々看護師さんとかも知らない事もあるんです。

当直のブラックさを…

完全にただの夜勤と違うんですよね。

 

まず、平日日勤帯にある仕事を普通にします。

これは病院によりますがスタートが7時からだったり9時からだったりマチマチです。

で、17時くらいまで普通に仕事をこなします。

そこから当直がスタートです。

いつまでか?

翌日の日勤帯が始まるまでですね。

つまり丸々24時間の仕事なんです

当直のしんどさは時間外救急にどれだけ受診があるかで大幅に変わります。

救急車が2〜3台来る程度ならまぁいいんですが、夜中もひっきりなしにwalk inでの受診が来ると睡眠時間がほとんど無くなってしまうこともあります。

その状態で翌日の日勤の仕事もするわけです。

 

この当直というシステムが医師という仕事のしんどさの半分以上を占めているかと思います。

中には寝当直と言って、ほとんど患者が来ない当直もあります。

と言うか本来の当直はコレが正しいんですよね。院内での予測不能な事態に対応するという役割です。

そしてもし当直中に診療を行えば、その分の時間外手当てが支給されるべき、というのがあるべき姿です。もちろん守られていません。

 

当直の次に辛いのはオフの時にでもかかってくる電話でしょう。

休みの日の昼だろうと、寝ている深夜だろうと電話で起こされるのはいい気分がしません。

まぁ当たり前ですよね。

本当に大事なことならまぁ仕方がないなと思えることもありますが、「処方が火曜日に切れるんですけど」とかいう電話だと「月曜の仕事の時に言うてくれればいいやん…」とさすがに殺意が湧きます笑

 

 

まぁ、現在の私はそのような常勤医独特の辛さを味わうことが殆ど無く、大学院生のバイト医でぬるま湯に浸かっています。

じゃあ大学院生って楽でいいやん!とはならないんですね。

非常勤の仕事ばかりしていると、達成感の無い虚無感に襲われますし、何よりも自分も今後味わうことになるのが、「研究の結果が出ない」という最大の壁が立ち塞がることになります。

 

自分より先に院進学をした同期の研究を見ていたりすると、数週間マウスを飼って、そこから採取した細胞を数週間培養し…

そして結果が予想と違う結果になる

この無限ループ

精神と時の部屋状態のようです。

身体的にも精神的にも辛く無い生活を見つけたいですね。

 

 

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