臨床と研究の狭間空間

整形外科医で某国立大学の大学院で研究をしています。大学院生という立場からのブログです。

研究スタイル

皆さんこんにちは。鋼の整形外科医です。

本日のタイトル「研究スタイル」とは研究のメソッド

…ではなく、研究室での服装についてです。

 

世間的に研究と言うと

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このような格好がイメージされると思います。

半分正解で、半分不正解です。

 

白衣はそもそも、感染性の物質や薬液などから身を守る為のものであり、色素が付いた時によく目につくよう白が貴重となっているんですね。

研究室のように、細胞の培養や微生物の検査などをしている場所では「不潔な物がつく可能性がある時に着用する作業着」のような物なんです。

なので上記のような白衣姿で研究をすることは至極当たり前の事です。

 

しかし、実際には白衣を着ている人はけっこう少ないです。

特に今のようにまだ残暑厳しい季節だと、研究室で長袖白衣をしっかり着用している人は殆どいません。

自分のお世話になっている研究室だと、研究専門でやっている方が多くそのほとんどが私服です。

なんならノースリーブ、ハーフパンツで音楽を聴きながら作業をしている人も多いです。

どちらかと言うと、大学病院に出入りしたりすることのあるドクターの方が白衣を着て何か作業していることの方が多い印象です。

数ヶ月ほど研究で実験をして思いましたが、作業中は薬液を移したり、細胞を移動させたりするのは地味に慎重な動きが必要で、Ope中のように鑷子などを落とすとか持っての他ですね笑

なので汚染防御の為に服を注意するというよりは、個々人がその辺を汚染しないようにする事で成り立っている気がします。

培養していた細胞などをその辺にバラ撒いてしまおうもんなら大迷惑です。

自分が実験をやり始めた時はクリーンベンチ内での細胞培養からやり始めたので、「コレこぼしたらクリーンベンチがグチャグチャになるよな…」と毎回気を張って作業をしていました。

慣れてくるとそこまで心配せずに作業できますけどね。

 

職業選択の中で、「服装の自由」ってけっこう大事な要素だと思うんですよ。

まだ出勤してから決められた制服に着替えて仕事するというのは許せますが、毎日スーツで仕事だけは絶対にイヤな派です。

学会でスーツネクタイでいるのも苦痛な方です。

医師は白衣on私服とかで許されますからある程度自由が効いていいです。

よほど変な格好でなければ好きな格好で仕事ができます。

研究室で大学院生として過ごすのも服装はかなり自由。

楽チンです。

そのうちフリーザのコスプレをして実験してみようかと思います。

嘘です。

それではまた!

 

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